犬の争いに関し

愛犬家にとって愛犬が他の犬に噛まれるという事は自分が噛まれるのと同じ位の、精神的打撃になります。

犬の争いの多くは、避ける事ができますが、一旦始まると、止める事は非常に困難です。

争いはしばしば、犬が自由にうろつける状況、オフリードでの散歩中、あるいは自宅を前を通る犬などに飛び出して行ける
状況で起ります。

公共の場所でリードを繋ぐ、一番の理由は、2匹の犬の直接接触を避ける事です。


なぜ犬は争うか?

同性の犬同士の争いが通常で、特に犬が争わないように躾されていない場合は、犬の自然な行為なのです。

異性間の争いはまれです。
オス同士はメス同士より、争いがおきやすいのですが、メス同士の場合でも両方又は片方がHeat中の場合には、争いがおきる事があります。

争いの原因として、
・食べ物をめぐり
・異性をめぐり
・群れでの順位をめぐり
・群れの小犬を守る為
・自らのテリトリーを守る為

現在はブリーディング、社会化訓練、躾等により、争う傾向は改善されてきていますが、まだこのような攻撃がしばしば発生しています。


犬の社会化訓練

犬は小犬の時から、適切な社会化訓練を行えば、争う事を避ける事が可能です。
通常、性成熟前には同性間の争いは殆どおきません。
ですから、性成熟前までに、適切な社会化訓練をする必要があります。

防御本能

知らない犬同士の争いはしばしば、テリトリーや飼主や自分自身を守る為に起ります。

(例)
・自宅の庭や玄関等にいる時に、前を通る犬や人間に対し攻撃・吠える等
・車にいる時に、車を自分のテリトリーとして認識し、見える犬や人間に対して
攻撃・吠える
・オンリードで散歩していて、互いにすれ違う時等は、飼主を守る為に相手の犬に対し攻撃的なる事があります。
・通常おとなしい犬でも、特定の犬に対し、攻撃的になる事があります。

狩猟本能

犬は狩猟本能を持っています。
特に視覚猟獣犬等は、小型犬の動きや泣き声を獲物と勘違いして、攻撃する事があります。

群れでの順位

多頭飼の場合は特に犬の序列をはっきり認識させる必要があります。
そうでないと、順位を争い、ひどい場合は殺す所まで、行き着きます。
飼主が間に入り、必ず序列を守るよう手助けする事で序列を守ります。

去勢・避妊

特にオスに対しての去勢手術は男性ホルモンを押さえる事により、攻撃性を押さえる事が可能です。
但し、攻撃が防御本能や狩猟本能によるものには効果はありません。

攻撃性のサイン

・相手の犬に近づく時にゆっくりした動きになる。
・足を曲げずに、より大きく見せる動作
・耳を立てたり背中の毛を立てる場合
・頭を下げ首を前にだす。
・しっぽはまっすぐ水平又は上
・直接相手をにらむ
・うなる
・上唇をあげて、歯をみせる

等があります。

ただ、犬によっては、何のサインも出さないで突然攻撃する場合がありますので、気を付けて下さい。
ただ、この場合は飼主が出来る事はわずかですが!